報告資料
第1回はオンラインでしたが、第2回はハイブリッド開催で実施でき、 80名(会場44名・リモート36名)の参加者で盛り上がりました。 「好事例から学ぶワークショップ」という本事業の主旨を踏まえて、 両回とも事例発表・グループワークというプログラム構成で実施し、 多くの方に気づきと人的ネットワーク構築の機会を提供できたと考えています。
参加者が精神・発達障害のある方のマネジメントを相互研鑽する中で職親マインドについて考え、それぞれの立場で行動を一歩前進させることです。
第1回、第2回を通した一連のプログラムでは、「職親マインドとは何か」を無理なく感じられるテーマを選択しました。これまで障害のある方を積極的に雇用した経験が少ない企業にとって、いきなり「職親企業」と言われてもイメージが湧きにくいことも事実です。障害のある方を雇用することだけでなく、現場実習や学生インターンシップを受け入れることも立派な職親機能の発揮であり、これらを通して職親マインドを感じ取ってほしいとの思いでテーマ設定をしました。
しかし大切なのはこれからです。これらの関係する組織の連携・歩み寄りは永遠の課題だと感じます。本音の意見交換での気づきをベースに、お互いを理解し一歩ずつ垣根を低くしていくことが重要だと思います。幸い、京都にはサポセンの勉強会が定期的に開催されています。今回の議論がワークショップ内だけの言いっぱなし・やりっぱなしにならないように、今後もvfosterとしてサポセン勉強会と連携を取りながら企業ネットワークを広め、職親マインドの醸成を進めていきます。
2回のワークショップの参加者アンケートをまとめた結果、「企業・支援機関・教育機関・行政など様々な立場の方と意見交換することが気づきにつながった」との主旨の意見を一番多くいただきました。これはまさに「悩みや疑問を持つ参加者に先輩企業や支援機関の経験を伝えて共有し、意見交換することで参加者が課題解決に向けて行動し始めること」という日本財団助成の本事業の目的を果たすことができたと評価しています。