事例発表:医療法人博友会 就労支援センターアステップむろまち 所長 大石 裕一郎 氏
第1回は直前に京都にも緊急事態宣言が発出されたため急遽リモートのみの参加形式に変更しましたが、ほぼ予定通りの55名が参加しました。
今回の特徴としては、京都府が運営する京都障害者雇用企業サポートセンター(以下、サポセン)とコラボして開催したことです。サポセンでは5年前から「業種・企業規模を問わず勉強・交流する会(以下、勉強会)」を定期的に開催しています。この勉強会には企業・支援機関・医療機関・大学・支援学校・行政など約40名が集い、障害者雇用を推進するために参加者が自らテーマを決めて事例研究と意見交換をしています。発足以来、参加者の共通課題として精神・発達障害のある方のマネジメントに関するテーマを取り上げていることからコラボ開催が実現しました。
vfosterの中川理事長や保坂事務局長から、「京都は手作りだね」とよく言われるのですが、勉強会の仲間が現実に起こっている課題を提起し、それをもとに今できることは何かという議論につなげてきました。今回の事例発表に協力いただいた企業・支援機関・大学は勉強会のメンバーでもあり、これまで勉強会で議論してきた経緯を踏まえて事例発表とグループワークをしたことにより、より本音の議論につながりました。また、今回初めて参加された方には、経験豊富な参加者との意見交換を通して学びや気づきが多くあったと考えます。